新たな体制が問われる2012。


それって企業のシステムや国家の運営など、
規模の大きな話にだけ関わる運では決してなくて。


例えばプライベートの各家庭単位における、
『我が家の食卓』にも、全く同じことが言えて。


誰がどんな連携で、どういう風に準備し、食べ、片付けていくのか。
現状、それが難しかった場合はどう対応してくのか。


そのためには、役割分担やお金・時間・労力のかけ所、
非効率的になっている手順や、以前から抱えている問題など、
様々な部分に見直しが必要ってことになります。


会社だから重要で、家庭は二の次、なんてことは、
運の世界ではあり得ません。


どちらも幸運には欠かすことの出来ない大切な体制。
素敵な人生を創造する上で軸と成る両輪。


仕事に人事があるように、家庭にも適材適所はある。
社則と同様に家訓があるし、社風に対しては家風がある。


そこに見直しが求められ、新たな体制の整備が必要となる2012。


基本的に、集団生活における『家事』『雑事』『住居管理』は、
みんなの協力が必要な一大事業と考えられます。


そこを軽んじて(軽んじられて)分担を棚上げし負担を偏らせると、運が悪くなる。
2012年はどのご家庭においても、一度、その部分を見直して吉。


ところが…


どういうわけか、世間においては、この『家事』の重要性が、
正当に認められていないような気がするのは僕だけですか?


時々、目にしたり耳にしたりするのですが、


『私は一生懸命会社で働いているのだ、家事みたいな雑事、やっていられるか』
『誰が稼いでやっていると思うのだ、誰のおかげで食っていけてると思うのだ』
『家事みたいな簡単なこと、アホでもできる、バカでもできる、誰でもできる』


みたいな勘違い野郎がいるらしいですね。


これは当人の向き不向きや、個人の価値観にもよるでしょうが、
僕に言わせれば、外に出て働いていれば良いなら、そっちの方がよっぽど楽です。
家を守り、家庭を守り、家計を管理するほうが、遥かに大変だと感じます。


稼ぐためには、サポートが必要です。
稼ぐだけでは、人生は成立しない。
働きながら子育てしたり、働きながら炊事洗濯したり、
働きながら人生設計や資産運用してみろってんだ。


家事みたいな簡単なこと、誰でもできる、
とかほざいてるバカほど、ろくに米も炊けない、ゴミの分別も知らない、
住居の維持管理や食材の栄養バランスなんてチンプンカンプン。で、あげくの果てには、


『そんなことやってられるか、私は働いているのだ』


とか開き直って自分の生きる能力の低さを隠したがる。


それだと、どんなに才能に恵まれた優秀な人材でも、
大切な運の要所を見失ってしまっているので、
幸運の軌道に乗ることは難しいと思います。


きっと、お給料に関わる仕事のことならば、
みんな放っておいても、きっちり、一生懸命やるでしょう。


運勢などとは無関係に、その体制のテコ入れに奔走しているはずです。


でも。


家庭も一緒です。


家に妖精が居て、勝手に家事を済ませてくれているなら話は別。
何もせずとも食材が溢れ出す魔法の冷蔵庫とかあるなら問題なし。


そうじゃないならば。


『家事』という一大事業は、家族全員で取り組まないと、賄えません。
誰か1人が抱え込むには大き過ぎるタスクです。


大人だろうが子供だろうが、稼ぎ手だろうがそうじゃ無かろうが、
主婦であろうが主夫であろうが、じいさんだろうがばあさんだろうが、
家族の一員としてその組織に属しているならば、例外無く、何らかの分担があってしかるべき。


その枠組みから外れる特権なんて、誰も持ってない2012。


職場における役割とは別に、家庭における役割は何なのか、
家庭の構成員である家族一人一人が改めてその部分を見直し、
未来のためにより良い体制を構築して吉。


それでは☆