損得勘定

『安いに超したことはない』


ではなく、


『安いのが良い』
『安ければ安いほど良い』
『とにかく安くなくちゃ嫌だ』


と思って商品やサービスを選ぶ人。


もしくは強引に値切り交渉をする人。


さらには自分の利益を優先させて他人に不利益を強制する人。


みんな、注意が必要です。


仮にその試みが成功して、満足いく結果を得たとしても、
それと引き換えに失う幸運や、手に入れる悪運があると考えられます。


もちろん、高ければ良いというわけではありません。


仕事における値段交渉は重要な業務だし。


けれど、安さを求めるほどに、悪運と接するリスクは高くなります。


モノの売値や買値には、適正な価格があります。


相場と言っても良いし、落とし所とも言えます。


売り手と買い手、双方にとって納得できる売り買いができたら理想。


どちらもラッキー。


ただ、売り手はなるべく高く買って欲しいし、
買い手はなるべく安く売って欲しいというのが現実。


その際、不当に売値をつり上げようとする業者は、
自然の自浄作用(または市場原理)によって淘汰されていきます。


一時的には儲かっても、長くは表舞台で活躍し続けられません。


そこで僕達が被害に遭うとしたら、それは裏道や脇道を利用する場合。


ボッタクリ居酒屋とか、闇金融だとか。


裏稼業から距離を置き、表舞台で過ごしていれば、基本的には安心。


一方。


過剰に安さを求める消費者(買い手)の方は、
その存在が世間から無くなることはないでしょう。


そして、そのまま表の世界において、


・なるべく安いニンニクが欲しい
・外食は安ければ安いほど良い
・人件費を違法なまでに抑えたい


と安さ追求しても、そう簡単には裏へと回らず、
むしろ主役として、当然のようにずっと表にあり続けます。


理論上は働くはずの市場原理も、適正には機能しません。


だから、良い感じで経費を抑え続けることが可能です。


けれど、満足する自分の裏側で、実は幸運を目減りさせている恐れがある。


どんな恐れがそこにはあるのか?


そのやり方で得することが本当の得とは限らないのはなぜなのか?


それを以下に。

★安物のリスク

1.安い物には、安いなりの理由がある
2.その理由は、必ずしも、良いエネルギーとは限らない
3.それを承知で安さを求めるなら、まだリスクも管理できる
4.けれどそれを知らないで、安いからと飛びつくのは危険
5.結果、自分の意識できていない所で悪運を手に入れてしまうこともある



では、上記で言う所の安いなりの理由とは何なのか?

★安いなりの理由

・違法性
・不当労働
・不公正取引
・有毒物質
・手抜きや低品質




などがあり得ます。


安いなりの理由を素人が見抜くのは大変です。


なぜなら、いっぱい毒が入っている食べ物ほど、
綺麗なデザインにパッケージングされているし、
ブラックな労働を押し付ける大企業ほど、
戦略的なブランディングで良いイメージを維持するものだからです。


安くてお洒落なファッションに身を包む人は、
その裏で、どんな過酷な低賃金労働が行われているか、
お店や雑誌で知ることはできません。


それが分かっていれば選ばない、という方も少なからずいるはずです。


安い食材や安い木材も同じです。


どんなお買い物も、そこに正当な理由や工夫や努力があるならば、
安いに越したことはないし、僕自身、常にそこは狙っています。


けれど、


・安い車
・安い家
・安い薬
・安いサービス
・安い食べ物


など、その安さには危険な理由があるかもしれない。


今後、安い価格の商品を見つけたら、


『やった!やすい!』


に加えて、


(でも、安いものには理由がある)


と心の中で思い出し、リスクの存在に配慮した上で、
判断・決断ができると、より運が良くなると思います。


それでは☆

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