例えば人間関係において。
もしくは人生設計において。
他にも、お買い物や仕事などの状況判断において。


選択・実行の意思決定の際に、


『妥協の余地』


を持っていると、人の考え方と動き方は、
かなり自由で広がりのあるものになると思います。


あれもアリだし、こっちもいける、
いよいよの場合には、最悪これで、
なんて風に、制約や限定を乗り越えていける心の余裕は、
思わぬ幸運と良縁を引き寄せる、強い吸引力を備えています。


一方。


そこで一切の譲歩を許すことができず、
悪い意味で完璧主義になると、


・人間関係
・人生設計
・状況判断


どれも窮屈で限定的になってしまいます。


できることより、できないことの方が多い。
自分の意志や希望が反映されにくいがゆえに、
不自由な軌道を歩むことになるので、
どんな場面でもつまらなさを感じやすい。


そして何より、制約や限定により妥協の余地を失うと、
見逃す幸運と良縁が出て来てしまうこと、惜しいと思います。


現実的なコミュニケーションや、
身の丈に合ったライフプランニング、
手持ちの資金内でのお買い物や役割ごとの業務であるならば、
みなさん、せざるを得ない状況に迫られて、
上手に妥協もできていると思います。


妥協しなくちゃやってられないから
やむを得ず大人になって妥協し進む日常、
誰しも、心当たりがあるはずです。


ところが。


運のことになると、凶を選ぶのは不安が膨らむし、
かといって吉を毎回選べるわけでもないし、
そもそも、吉凶判断を全て自分でできるわけでもないので、
何を持って妥協とするのかさえ、基準が曖昧で迷いが生じて。


運の知識がある故の不安であり歯痒さであり迷い。


誠実で勤勉な人ほど、自然の流れを利用するはずの運のロジックが、
不自然な重荷や足かせになってしまうので、残念です。


予めお伝えしておくと。


人生における、時期と方位を用いた行動計画や、
住環境における家相(間取り等)の選択に関しては、
みんなが想像しているのより、かなり妥協の余地があると思います。


けれど、そこで気持ち良く妥協するためには、
いったい、いかほどの“余地”があるのかを、
自ら知る必要があります。


『本来ならばこちらがベリーベストだけれど、諸々の都合を考え合わせると、ベストで十分』
『ベストが良いのは分かっているけれど、現実的に考えると、ベターが妥当』
『今回に関してはベターでさえ難しい、だから対処を前提とした妥協で十分』


この幅やゆとりを把握してこそ、
思わぬ幸運と良縁を引き寄せる妥協が可能となります。


例えば。


時期の吉凶は、過去・現在・未来を繋ぐ流れの中で結果が出るものなので、
過去において既に凶を選んでしまっていたり、
現在、凶を選ばざるを得ない状況にあったとしても、
その後の吉時期の活用によって、いかようにも軌道修正することが可能です。


方位の吉凶は、自分の中のエネルギーの良し悪しが、
蓄積されていくことで、結果に反映されるものです。
だから、これまでに凶のエネルギーをいっぱい蓄えてしまっていても、
これからの吉方位の活用によって、浄化・補給することは容易です。


つまり。


“未来の吉”という選択肢も考慮にいれれば、
過去や現在の凶に関しては、ある程度まで妥協できるわけです。


将来、一切の吉を放棄するという方に限ってのみ、
簡単に妥協しない方が安心、ということになります。


すごく例外的で特殊な例として、


・過去の人生の分かれ道のタイミングが、ことごとく凶時期
・何気なく選んできた行動履歴が、どういうわけか全て凶方位


という状況であった場合は、どこかで意を決して、それまでの悪循環を断ち、
簡単には妥協せず、不自然なまでに強引な限定的考え方、動き方をすべきこと、
もしかしたら、あるかもしれません。


それでも僕だったら、むしろそういう場面でこそ、
周囲の理解と協力、現実的で実行可能な計画が不可欠になってくるので、
やっぱり、妥協の余地を持つことになるはずです。


そのようにして繋いだ人間関係や、歩んだ道のり、
手に入れたモノや住環境というのは、
その時点では理想ではないかもしれないけれど、
目に見えないほど少しずつ、けれど確実に、
理想へと近づく軌道に乗っていると思います。


ライフスタイルに運を取り入れようと思ったら、
日常生活と同じように、妥協をする必要がある。


ただし、そこで、どこまで妥協の余地を持つことができるかは、
ある程度の知識を学び知る必要がある。


運の勉強に興味がある人や、既に豊富な知識をお持ちの方は、
その部分を改めて踏まえることができると、
とても軽やかに、しなやかに、毎日を過ごせるのではないかと思います。


それでは☆


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