内宮宇治橋

金運の神様や、
恋愛運の仏様などが、
本当にいるとして。


参拝し、願掛けしたら、
見事に成就したとして。


それは運の良いことだと思いますか?


無条件のラッキーという印象ですか?


うらやましいな、と憧れますか?


『実はそれヤバいことかもしれません』


というのが僕の意見です。


願望成就に求められるお礼参り

神仏に対し、
個人的利益のために、
お願い事をしたとして。


その後はどうしていますか?


どこで誰にお願いしたか記録してる?


別に叶ったわけじゃないなら放置プレイ?


★お礼参り
★感謝の奉納
★恩返しの信仰


などを、
お願いしたあのときと同じくらい、
強く、謙虚・丁寧に、できていますか?


願いが叶うかどうかは関係ありません。


上記の意識を持っていない、
その一方通行な願望は危険です。


無難な参拝(みんなにお勧めな基本作法)

神仏への参拝の際、
手を合わせて向かい合うとき、
通常ならば、


『はらいたまえ』
『きよめたまえ』
『まもりたまへ』
『さきはえたまえ』


が基本。


いわゆる祝詞(のりと)というやつ。


縁起の良く礼儀正しい文言です。


とはいえ、特別な参拝でない限り、


『見守っていてください』
『いつもありがとうございます』
『魔が入らないようにご加護をお願いします』


そんな普段使いの言葉で問題なし。


それくらいの、抽象的な依頼が、
神仏との適正な距離感です。


上記のような祈願ならば、
ちょっとお礼参りが遅れてしまったり、
日常の信仰が薄くなってしまったとしても、
大目に見てもらえるはずです。


具体的で利己的なお願いをする際の確認事項

特定の欲求があって、
神仏の都合に関係なく、
自分の望みばかりを一方的に懇願をし、
万一、その願いが叶った場合。


その素晴らしい奇跡は、
無償とは限りません。


引き換えに、
何らかのお役目を授かった可能性、
大いにあります。


体で払えないならば、
寄付や寄進による代替措置も良いでしょう。


以降、死ぬまで信仰を続けることで、
成立する契約もあるかもしれません。


いずれにしても、
手放しで喜ぶわけにはいきません。


その成果に、どう報いるかで、
当人の未来が決まります。


小銭のお賽銭で相殺できないか、
とか考えない方が良いです。


ましてや、自分の願いを忘れ、
叶えられた恩恵のみ都合良く享受し、
ヤッターと浮かれてるようだと、
娑婆での陰陽バランスが崩れます。


それってすこぶる危険なことです。


運の収支はどこかで帳尻が合う

僕には、スピリチュアルな能力はありません。


神仏と交信できるわけでもないし、
その手の分野の専門的訓練も受けていないです。


でも、自然の摂理は分かります。


また、陰陽学をとして物事を理解し、
等価交換の法則で吉凶を判断することができます。


お金を借りるときは泣いて頭を下げ、
返すときはしかめっ面で投げてよこすような方は、
残念ながら、エネルギーバランスが乱れまくって、
結局いつか、自分が損します。


自分が手助けしてもらうのは、
当然の権利として主張しながら、
自分が助けてあげることを嫌がる方は、
ここぞという本当に助けが必要な場面で、
すごく寂しい思いをすることになります。


運の帳簿はどこかで帳尻が合うため、
意地悪な人が嫌われる未来など、
占い師でなくても予言可能です。


だから。


願ったことを忘れ、
叶ったことだけ喜ぶ人の運が、
心配になってしまいます。


神仏にこそ礼節が必要

神仏が、いかに優れた天上の方と言えど、


『神様は良い人』
『仏様は優しい』
『神仏は常に私の味方』
『何でも願いを叶えてくれる』
『与えてくれるだけの存在それが神様仏様』


なんてことは、あり得ません。


むしろ逆です。


人に対して以上に、
神仏にこそ礼節が求められます。


そのために、宗派や信仰ごとに、
細かな戒律が定められています。


対人用マナーブックより、
戒律の方がずっと厳格で、
制約が多いものです。


それを知らずに、


『神様、ちょっと聞いてよ』


なんつって、
実家のじいちゃんに小遣いねだるように、
運だの縁だのをお願いしちゃうのは、
無作法だし危険すぎる。


さらに、それが叶ってしまうのは、
意識の有無とは無関係に、
等価交換の法則が働き、
何らかの供物、犠牲、奉仕を、
求められる恐れあり。


要注意です。


祈願は実力の範囲内で

神様や仏様に、
お願いをしてはいけない、
ってことは、無いです。


問題は、してもらったことに、
気付けるかどうか。


そして感謝を行動として示せるかどうか。


お礼参りが難しいときは、
むやみにお願いをしない方が無難。


対価を払えないほどの大きな願いごとは、
しないのが自分のため。


どちらも叶ってしまったときに、
大変になるから。


感謝をちゃんと示すことができる程度の、
実力の範囲内での祈願であるならば、
叶ったときのリスクが大きく減る上に、
礼儀も整えやすくなるので問題なし。


それでは☆


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