良い家を建てようと思ったら揉めます。


家族間でギクシャクしたり、
施工業者とぶつかったりします。


新築でも増改築でも同じです。


揉めてなんぼです。


実はそれ、良い家を建てている証拠です。


理由を以下に説明します。


誰が家を建てるのか

家づくりにおけるあらゆる場面において。


『本当に愛せる住居を建てよう』


と望むならば。


究極の所、実は自分しか頼れません。


どんなに信頼できる専門家が、
身近にいたとしても、
それはサポート役であって、
自分の分身ではありません。


部材の手配をしてくれるのは、
施工業者さんなのでしょう。


でもそれは、僕達の代わりに、
代行してくれているだけのことです。


建築士さんに頼めば、
住居図面を引いてくれるのは事実です。


けれどそれは、善意でも親身でもなく、
彼ら・彼女らにとってみれば、
どこかで他人事という線が引かれます。


そりゃそうだ。


依頼を受けてやっているビジネスだもの。


つまり。


シビアな話、対価を払うから、
業務として手伝ってくれているだけです。


良い家を作る代行者ではあっても、
責任者ではありません当然ながら。


依頼・委任することができるのは、
払ったお金や交わした契約の範囲内のみ。


それ以上を求めるのは、
誤解・衝突・摩擦の原因となります。


『してもらって当然』


みたいな感覚を無意識に持っていると、
してもらえないことの多さに気づいたとき、
ガッカリして、不平不満が膨らみます。


住居建築につきまとう不平不満

『もっとちゃんとしてくれると思ったのに』
『何度もお願いしてるのに改善されてない』
『事前の話と食い違ってる部分がある』
『ここも足りないし、あそこも違う』
『こんなはずじゃなかった』


なんて感情が、
愛するお家を望むほどに、
湧いて出て来るのが住居建築です。


思い入れの強さと比例して、
期待はずれとか裏切りが交錯します。


そんなの、当然です。


自分(施主)と他人(施工業者)の間には、
一見、分かりにくいかもしれないけれど、
すごく大きなギャップや温度差があります。


そのギャップであり温度差が、
トラブルの原因となります。


そして。


その建築の過程で見つかるトラブルこそ、
自分が真剣であることの証であり、
現場担当者(代行者)がに、
悪意がないことの証なのです。


これ、もう少し詳しく説明していきます。


住居建築での揉め事の意味

通常、人が人を騙そうとしたら、
見える所だけは格好付け、
見えない所で異様に手抜きをします。


すぐにバレてクレームになる、
手抜きな手抜きは、
本当の悪人なら、決してしません。


優秀な詐欺師の中には、
騙された人が騙されたことに気付かないまま、
騙され続けるなんてケースもあります。


住居建築において、


『なにこれ!どうなってんの!』


と、素人の僕達にでも分かるような、
摩擦やすれ違いが生じるのは、
依頼した先の代行者が、
施主を騙そうとしていないからであり、
それ、現場の人に悪意がないからなのです。


施主と施工業者がフラットな関係でいる、
良い関係性だとさえ思います。


ただ単純に、
自分と他人の間にある、
ギャップや温度差を、
隠さず表現し合っているだけのこと。


そこに悪意がなければないほど、
施主は期待値を膨らませ、
施工業者は当たり前に他人事に取り組み、
その落差が表面化することになります。


トラブルが隠されずに見つかるのは、
善人同士の共同作業の賜物であり、
幸運の象徴なのです。


揉めてこそ手に入る幸運がある

住居の建築過程で不平不満が見つかったとして。


そこで自分の運を疑う必要なし。


その都度、対処していくことで、
その分だけ、どんどん愛せる家に近づきます。


面倒で疲れる作業ばかりですが、
10年後の自分や家族のために、
その時、その場で片付けておくことで、
温度差は解消され、ギャップが埋まる。


要するに。


『幸運の家造り』


の中には、温度差やギャップ、
そこから発生する諸々のトラブル、
そしてそれらにその都度対処する手間、
そういうのも、全て含まれている、
ということなのです。


運が良い家だから、楽に建つ、
なんて幻想は早めに捨ててください。


運が良いからこそ、
与えられる課題も増えます。


良い家を作ろうとするほどに、
摩擦・衝突・不平不満を見せつけられます。


建築中に隠された手抜きや不誠実や問題が、
10年後に発見されて、
そこで騙されたことに気付かされる、
なんて方が、よっぽど運は悪いです。


色々なトラブルが、
竣工・引渡し・転居までの間に、
売るほど出てきてこその、家づくりです。


というわけで。


気合いを入れて参りましょう。


僕も応援します。


それでは☆


ご質問はこちらのリンク先のコメント欄へ


鑑定・講座・書籍のお知らせ
鑑定のご依頼はこちらから

→対面鑑定
→メール鑑定
→電話・オンライン鑑定

いずれもご予約承ります。

詳しいことはリンク先にて。

ご検討中の方は是非ご一読を。



★ゆうきこよみ2022

2021年9月9日発売!

パステルマーブルの鮮やかな表紙。

ご購入窓口はリンク先にて。



きほんセット


★こよみ部オンライン ーねこのいる大人の部活動ー

『くらしにこよみを』

を合言葉にした、
月に2回のオンライン部活動です。

ねこ部長とお待ちしています。



ねこ部長


★オンラインこよみよみ ーどこでも繋がれますー

呼んでください。

どこでも繋がれます。

遠く離れていても。






★Twitterはこちら

毎日の運勢や個人的に気になる出来事など、
身近な偶然の必然をつぶやいています。
フォローしていただけると嬉しいです☆


西企画ってどんな会社?
西敏央ってどんな人物?
いったいどこの馬の骨?

そこが引っかかる方へ。

★西企画の西敏央とは ー意外に怪しくはない存在ー

運の鑑定のご依頼や、
運の講座へのご参加で、
不明点や不安点がある方へ。

★西敏央がお役に立てる分野とご依頼方法