吉時期・吉方位を用いた上で、
さらに家相まで整えて住居を新築及び増改築する場合。


仮に信頼できる良い職人と、信頼できる管理責任者に、
信頼して建築を依頼したとしても、
必ずしも満足の行く結果を得られるとは限りません。


むしろ、幸運の建築にはトラブルが付き物と言います。


★身内の反対や文句に邪魔される
★施工業者がなかなか決まらない
★良い土地が見つからない
★建築計画が難航する
★転居で面倒や手間が増える
★物件に対して不満が募る
★お金の算段がつかない
★近火の驚きに接する
★建築前後に事故や病気が起こる


etc…


他にも挙げたらキリが無いほどの、
細かなトラブルが絡んでくる。


で、思う訳です。


『運が良いことしているはずなのに、どうして?』
『吉時期・吉方位を利用しているのに、なんでこんなことが起こる?』
『家相なんて気にしない方が楽だよなあ。。。』
『こんな風に邪魔が入るなんておかしいくない?』
『吉を選んでいるのに、納得いかない!!』


という感じで。


しかも家が完成してからも、その苦労は終わらずに、
竣工&転居後も、暮らしの中で、または維持管理において、
まだまだ体力・気力共に消耗することになるはず。


本当に先が思いやられます。


でも、それが『幸運の建築』というものらしいです。
運が良いからこそ、現れる壁や試練がある。


無事に竣工の日を迎えるまでには、いくつも邪魔が入る。
引越しが終わって家具選びやローン返済をしている間にも面倒は増える。


そういった問題を、1つひとつ、つぶしていくように乗り越えていくことで、
幸運の建築は完成に近づいていきます。


買って終わりじゃない。
建てて終わりじゃない。


1つ不足を見つけると、1つ、良くなるチャンスが増える。
そして、1つ対処するごとに、今までより、さらに運が強まる。
見つけることをサボったり、見つけたのに対処しなかったりするのは、チャンスを潰すのと同じ。


我慢強さと根気を試されるのが幸運の建築。


工務店には、何度も何度も、自分の要望を伝える強さが必要。
また、1人では乗り越えられない問題は、
パートナーや家族の協力も得て、継続的に取り組む姿勢が不可欠。


上記を踏まえて。


幸運の転居・新築・増改築の過程で見つかるトラブルは、
悪運ではなく、吉兆と観て取れます。


なんでも運にこじつけてしまうのもどうかと思いますが、
もしも本当に運があり、自分が吉を選ぼうとするならば、
ゴールまでに出くわす障害は偶然の必然。


自分が正しい道を歩んでいるという証だと思います。


納得行かないイライラをエネルギーに変えて、
その都度、納得行くものに修正していく。


そんな想いで建てた家は、きっと、
100年大切にできるはずだし、好きになれるはずです。


その決意を持って、何度でも、
工務店さんや現場の職人さんと向き合ってみる。


そんな面倒臭さや手間も含めて、
転居であり建築であると言えます。


それでは☆