運に関する情報に対し、


『鑑定士によって言ってることが様々で迷う』


これは良く聴くご意見だし、それに伴うご質問はしばしばあります。


『別の専門家は西企画とは異なることを言っていたんだけれど、どうして?』


という主旨のご質問は本当に多いです。


ただ、それってその“別の方”に質問する方が、無難です。


その方が持つその方なりの意見が、僕には分からないことも多いからです。


その代わり、僕が僕の話をする時は、
なるべく根拠と共にご紹介するように心がけています。


結論と理由はワンセットで示してこそ意味があるし、
理由を説明できない結論は、鑑定でも講座でも、
ご提案しないように控えています。


先方の理屈を先方に聞き、西企画の理屈を西企画に聞き、
両方を比較・吟味し、検討することで、
その差異に感じた疑問や不安を解決することができるでしょう。


もちろん、


『先方の根拠は何?』


というご質問にも、なるべくご返答するよう努力します。


せっかく頼りにしてもらったからには、その気持ちに応えたいです。


けれど、結局は推測や想像の域を出ないので、歯がゆいです。


僕の根拠なら、いつでも包み隠さずご紹介いたします。


何度も繰り返してしまって恐れ入りますが、
僕のロジックをご紹介するのは簡単なのに対し、
他人のロジックを想像し、見当付けるのは難しく、
結果として、その『違い』を説明するのは推測の域を出ないです。


じゃあ、どうしてそんな、難しいことが起こるのかというと。


例えば、


★お料理の手順や調味
★ダイエットの方法
★スポーツの指導・練習方法
★ビジネススタイル
★衣服の着こなしやメイク


どの分野を取っても、


『あの人とこの人で言ってることが違う』


というのは、当たり前のようにあるでしょう。


そして、それは誰かの悪意からくるものでは決してなくて、
人それぞれ、考え方も動き方も異なり、
一人一人、みんなに大切なものがあるからですよね。


で、みんなそのことをちゃんと分かっていて、


『自分に合うもの』
『自分が好きな物』
『納得して信用できるもの』


を、それなりに選び分けているように思います。


だから、自分が着ている服と、
自分の友達が着ている服が別のものだったとしても、


『なんで?どうして?何か間違ってる?』


とは、当然ならない。


ざっくり言うと、運も同じことなのですが、
運は目に見えないものだし、存在そのものが不確かだし、
根拠や判断基準も同様に不明瞭で秘密めいたところがあるので、
余計、混乱してしまうのかな、と感じています。


上記のような理由から、
運の知識の千差万別と接して不安を覚えるのは、
ある意味、仕方のないことなのかもしれません。


ところが。


僕はなぜかこれまで、ただの一度も、
他の専門家が出す意見や鑑定の結果に戸惑い、
自分との違いに不安を感じて迷ったことはありません。


そしてそれは、僕が職業として鑑定業を営んでいる、
ということとは無関係ではないと思います。


ある程度の知識があるから惑わされない、という部分は確かにある。


生まれた時から吉凶を基準とした世界で生きてきて、
物心ついた頃から自分の星を自覚してきたわけですし。


ただ、まだ運を良く知らない、二十代前後の、
(有)西企画入社前の時点でも、やはり、
なんざね先生とか、うんじゃら鑑定士の言うことで不安になった記憶なし。


どうしてかと改めて考えてみると。


僕は僕自身のこれまでの経験と学習から、
自分なりの明確な根拠と判断基準を持っているので、
仮に僕とは全く異なる考え方の人がものすごくいっぱいいたとしても、
自己責任という決意の元、全く迷ったり不安になったりすることは、
これまでの所、なかったのだと思います。


つまり、自分なりの根拠をある程度固めることで、
異なる様々な運の知識と向き合っても飲み込まれないで済む、
心の丈夫さや、ぶれない自分軸みたいな準備が整っていたのだと思います。


『誰かは、こう言った』


という結論も大切。


けれど、


『どうしてそう言うのか?』


という根拠を調べないことには、
誰かの話を聞けば聞くほど迷いは深まる一方で、
安心や確信を得るのは難しいように感じます。


そして、自分の中の根拠が定まらない内に、
あっちこっちから情報を集めて見て回るのは、
メリットよりデメリットの方が多いように感じます。


運の情報に不安や心配や恐れを感じて落ち込む方は、
そのパターンの場合が少なくありません。


1.まず、自分はどうなのか?
2.次に、他人はどうなのか?
3.そこで自分と他人に違いがあったら、それは何が理由なのか?


運と言う一般的に“あやしい”と考えられている世界においては、
必ずしもみんなが信用するに足る善人ばかりとは限らないので、
上記のような知識の確認作業が、特に大切になると思います。


それでは☆