お水取りに適した場所の見分け方に関して。


★名水百選に選ばれた名所
★神社の御神水
★飲泉(飲用できる温泉)
★ポンプアップした地下水
★地下を流れる伏流水
★井戸水
★小川
★水路
★池


上記の中では、何となく、初めに挙げた『名水百選』や、
神様のご利益を期待できる聖域の『御神水』が、
最も適しているような気がするものですが、
個人的には、そうとも限らないように思います。


名水百選と言っても、取水可能な湧水ばかりが認定されているわけではないし、
当然、お水取り用に選ばれたわけではないので、
『お水取りに適した100ヵ所の選択肢』と考えるのは誤解です。


神社の御神水も、やっぱりピンきり。
僕達が普段利用しているような上水道を境内まで引いて、
その塩素殺菌食毒された人工水を、
『神仏の水』と称しているようなものもあると聴きます。


そしてそれは決して参拝者を騙すためではなく、
保健所からの指導であったり、
飲用する利用者の安全を考えてのことのようです。


名水百選とは全く無関係な無名の土地や、
神社や仏閣とは遠くは慣れた場所に、
とても良質な自然水の取水場所が見つかった時、


『環境庁の認定ではないから心配』
『神様や仏様とは関係ないから不適格』
『有名な先生のオススメリストに載ってない』


という理由でせっかくのチャンスを見限ってしまうのはもったいない。
なので、お水取りの場所は『種類』で選ぼうとせず、
それぞれのお水の質と量を見て選ぶ方が良いと思います。


★飲泉(飲用できる温泉や鉱泉)
★ポンプアップした地下水
★地下を流れる伏流水
★井戸水


上記のようなもので、
公や有名人のお墨付きがない場所でも、
その水質や管理が良好で、地元の評判が良いお水ならば、
全く問題はない、素晴らしいお水取りになると思います。


ただ、住宅街の下にある地下水や、
その中にある井戸は、ちょっと不安があるので、
僕は避けることもあります。
それこそ、水質を調べ、安心を確認してから汲んで吉。


★小川(下流寄り)
★水路(人工的なもの)
★池(流れの少ない水の溜まり)


でのお水取りは、あんまりオススメしません。
中には忍野八海や柿田川湧水のように、
膨大な量の湧き水が池を作るような湧水池もありますが、
そういうのは例外。


基本的には、湧水は上流寄りで自然に近く、
溜まりのない流れのあるものを選んで吉。


僕が行ったことのない土地にお水取りの場所を探す場合、
実際、現地を訪れて、
この目で観てから決められたら良いのですが、
それだとコストパフォーマンスが非常に悪い。


なので、事前にネット検索や、地元自治体の観光課への問い合わせで、
アクセス・水量・水質・駐車場やトイレの有無、
そして何より大切な『地元の評判』を調べられると、
どこに当たりをつけたら良いか、かなり絞ることができます。


より良いお水取り場所の選定の方法は、
僕自身もまだ試行錯誤の途中ですが、
色々なツールを活用しながら、その都度、楽しみつつ、
探し紹介していきたいと思います。


それでは☆