はんこいんかん

判子とは、持ち主が『本人』であることを証明するために、
その存在(名称)を印にしたモノでありツールのことです。


印鑑とは、判子を押した時に、その書類に残る印のことであり、
印影とも呼ばれるプリントされたマークのことです。


押す道具が『判子』。
押した印が『印鑑』。


良い印鑑を押すためには、良い判子を作って吉。


とは言え。


現在はどちらも同様の意味で使われることが多いようなので、
細かい呼び名に細かくこだわらなくても良いでしょう。


運に関わる判子の良し悪し

良い印鑑を残す良い判子を手に入れることは、
運にも良いと昔から考えられてきました。


判子そのものに、人生を変える価値があり、
判子を開運のための重要な縁起物として捉え、
貴金属や宝石で練り上げることさえあったようです。


現在は、昔と比べて判子の存在価値が下がってきていて、
個人の証明も、判子を必要としない場面が増えてきていますが、
それでもなお、判子が運とは全く関係ない、とは言えません。


僕も、持っています。
運を意識して作った判子を。


判子には何らかのエネルギーが宿るし、
印鑑は何らかのエネルギーを放つものとします。


良い判子に求められる3つの条件

判子を選ぶ際、または作る際の要点を、
3つに絞って挙げてみました。

★判子の3要点

1.印相
2.時期と方位
3.材質


必要に伴い、判子を作ろうと思っている方は、
今後の選択のヒントとして参考にしてみてください。


特に、印鑑登録をする個人の実印や、
法人の運に関わる会社の実印は、縁起を重んじて吉。


人に人相、手に手相、家に家相があるように、
判子にも印相というものがあって、
それが運に影響するということは、
ずいぶん古い時代から考えられてきた歴史があります。


なので、良いものを作るのに越したことはありません。


1.印相

・未婚既婚、性別に関係なく、判子に刻む文字は今の戸籍と同じ氏名が吉(フルネーム)。
・結婚や離婚や改名などにより、戸籍の氏名が変わったら、その都度、作り替えるのが吉。
・押印した印鑑を真上から見た時、誰が見ても読みやすい書体が吉。
・縁取りがシッカリ、ハッキリしているものが吉。
・形状は四角形、円形、楕円形のいずれかが吉(安定感のある堅牢な形)。

※過剰にデザインされた読みにくいものは凶。
※印鑑の縁取りが途切れてしまうのは凶(薄過ぎたり、欠けたりは凶)。
※平行四辺形や台形、三角形などの安定しない鋭角を持った印鑑(印影)は凶。


女性は、将来的に苗字が変更する可能性を考慮して、
ちゃんとした印鑑を作らない、もしくは名前だけのものを作る、
という方がいるそうですね(少なくないとのこと)。


それ、あまり運は良くないです。
実印は、氏名がフルネームで揃ったものが吉。


苗字だけでも、名前だけでもなく、氏名で揃えて。


結婚や離婚をしたら、また新しいものをその都度、作り直して吉。


2.時期と方位

・年盤や月盤で自分の星が南に回った時期が吉。
・吉方位の専門店にて(ホームセンター等でも問題なし)。
・注文と受け取りが共に吉となるのが理想。
・受け取りが吉時期、吉方位となるのが優先。
・逆算して、注文が、凶時期の凶方位になったとしても妥協の余地あり。

※土用の時期は凶。
※北と乾に回る時期も凶。
※大凶方位での注文と受け取りは避けた方が無難。


運勢学や方位学を用いて吉凶鑑定をする際は、
いつ作るかの時期と、どこで作るかの方位を見ます。


そこまでこだわる必要はないのかもしれませんが、
僕だったら、時期も方位も吉を選び計画しました。


何ならそれを登録し使い始める日まで考えたし。


だから、みなさんにもお勧めいたします。


3.材質

・基本的には木製が吉。
・柘植(つげ)お勧め。
・木材でなくても、加工がしやすく、分相応な価格の素材ならば問題なし。

※黒檀などの高価で堅い材質は、いまいち。
※同じような理由で、宝石は、いまいち(高価で堅い)。
※動物の骨や牙は凶(特に密猟などによる違法な素材は大凶)。


判子の材質に関して。
最も諸説云々ある分野です。


西企画がお勧めする最も優秀なの素材が柘植(つげ)なのは、


・加工しやすい
・安価で手頃
・修理も交換もしやすい


などの理由からです。


印鑑とは、消耗品です。
長い年月の中で、何度も使っていく過程で、
欠けたりすれたりすることは当然あります。


欠けたものを使い続けるのは非常に縁起が悪いのですが、
その場合は、作り直して新しいものを手に入れるのが良いです。


また、人生の中では、結婚や離婚を機に、
氏名の変更に併せて判子の変更を求められることもあります。
その時も、その都度、新しいものを購入するのが吉となります。


結果として。


分不相応に豪華で高価な印鑑を作ると、
作り直しを渋るケチ臭い心が出てきやすい。


そうして前の間違った印鑑のままの判子を使い続けると、運が悪くなります。


理想の判子の材質は、


『作り直しを求められても気楽に応じることができるもの』


であると、西企画では考えます。


だから、ゴールドとかプラチナとか、
紫水晶だとかでは無い方が良いです。


高級素材として、象牙や水牛の角などをしばしば見かけます。


密猟等で殺害したものではなく、自然死した動物の一部を用い、
それを再利用するならば、法的・道義的には問題ないと思います。


ただ、ワシントン条約締結以降、
そこら辺の管理がかなり乱れていると聞いています。


正規のルートで手に入れたはずの素材が実は、、、


なんて話も多いと聞きました。


無難を選ぶならば、やはり動物性より植物性が安心です。


自分の好み≦見る相手

判子は個人を証明する、当人の所有物です。


だから、個人的な好みを反映させることも大切です。


特に、素材選びは必ずしも柘植に限定せず、
気に入ったものにできると良いと思います。


けれど、印相に関しては、


『それを見る相手』


のことも考え、 視認性も考慮した上で、
最もお気に入りのデザインを選ぶことができると良いと思います。


そして。


より専門的な詳細は、信頼することのできる、
評判の良いプロフェッショナル(判子職人)に質問し、
納得してから決断できるとより安心です。


それでは☆