季節の変わり目かどうかに関係なく、
お花は咲くし、実はなります。

02.タンポポの小道

咲いたお花は枯れるものだし、
実はなりっ放しだと腐ります。


どちらも、摘んだり刈ったりなど、
お手入れが必要になります。

04.お花畑

ご自宅の敷地内で、
お花畑や家庭菜園、ハーブ園など、
植物を育てている方にとって、
季節の変わり目は忙しい時期でしょう。


そこで、土用かどうかに関係なく、
そこでしっかりお手入れをしておけば、
お庭をより素敵な状態で、
維持することができます。

05.草むしり

ところが。


『土用期間中の庭仕事は全て凶』
『農作業の収穫も控えるべき』
『お花の剪定もやってはいけない』


と仰る方がいらっしゃるそうですね。


季節の変わり目でも、
生命の営みは止まるわけじゃないのに、
土用だからというただそれだけの理由で、
少しも土をいじってはいけない、
という過激な土用原理主義。


すごく不自然で違和感ハンパないです。


不安定だからこそ必要なお手入れ

僕も、土用中の庭仕事には、
注意が必要だと考えます。


けれどそれは、


『一切全て全部ダメ』


ということではありません。


大きな環境の変化を伴わぬ、
小規模で表面的な維持管理ならば、
むしろ、やった方が、
乱れる気を鎮め落ち着かせる効果があります。


★建築物の基礎工事
★大きな穴掘り
★取り壊し


など、大掛かりな工事は凶。


けれど、草むしりや野菜の収穫では、
住居構造もお庭の景観も変化はないはず。


むしろ、


『素敵な家と庭』


を維持するためには、
お手入れが必要です。


土用中に吉となる庭仕事

土用中でも心配なくやるべき、
むしろ運の安定のために必要な、
お庭のお手入れとは。


30cm以上の穴を掘るのは凶。
地ならし程度ならば吉。


樹木の伐採は凶。
表面的な枝葉の剪定は吉。


お花や観葉植物の種植えは凶。
草むしりや土作りは吉。


植物の移植は凶。
プランターに植えられた草花の移動は吉。


庭石や燈籠の新たな設置及び除去は凶。
掃除や修理などの維持管理は吉。


新しい畑の開墾は凶。
果実や野菜の収穫は吉。


屋内の観葉植物のお世話や、
ベランダガーデニングなども、
基本的には同じ判断基準です。


むやみに土に触るのは凶

『土用中、土に一切触れない』


という制約が、無理なく可能な、
お庭のない家などで生活している方は、
確かに、土用中、土いじりしない方が安全です。


土中の気が乱れているので。


また、普段、一切、
草むしりや収穫などの庭仕事をしない人が、
土用に入って突然、頑張り始める、
という状況も、良くない傾向です。


やるのは構わないから、
土用明けから始めましょう。


一方で。


『お手入れをしなくては、逆に庭が荒れてしまう』


という方にとっては、
放置による不安定の助長の方がリスク。


基本的にお庭とは、人の手が入ってこそ、
良い状態を保つことができます。


そこを忘れず、計画を立てて吉。


それでは☆