陰陽

具合が悪くなって、初めて自分の疲れに気付く。


クレームをつけられて、初めて体制の不備に気付く。


エラーが生じて初めて、システムのトラブルに気付く。


それらの『疲れ』『不備』『トラブル』は全て、
それまで無かったことではありません。


ずっとそこにはあったけれど、目に見えない所で潜み続けており、
気付かず自覚することのできなかった『問題』に過ぎません。


表裏一体を表現する考え方

なかったのではなく、あった。
突然出現したのではなく、ようやく見つかった。
逆に言うと、問題が起こってくれなかったら、気付けなかった。


上記は『表裏一体』という自然の摂理を説明する、
陰陽学(いんようがく/おんみょうがく)と呼ばれるロジックです。


陰陽の考え方は、目に見えない運の吉凶を、
正しく受け止める上で必要となるとても大切な感覚です。


身につけることで運の均衡が整い、


・ネガティブ
・マイナス思考
・余計な不安や悩み


などの影響が軽減され、ブレない自分を保つことができます。


運の世界はバランス重視

ポジティブ、プラス思考、ノー天気が、
必ずしも吉とは言えません。


そもそも、ネガティブが全て凶なんて解釈も誤解です。


大切なのはバランス。
それこそが陰陽学の要点です。


けれど、どちらかと言えば、ポジティブ寄りの方が、
人の運は好調であると思うし、経験上においても、
幸運な人はポジティブ寄りな考え方が多いと感じます。


そこで、裏や陰に偏りがちな人の本性を、
グッと引き戻すために、表や陽の知識が役立つわけです。


トラブルと表裏一体の運勢

問題が無いことなんてない。
というか、誰しも問題を抱えている。


そこに気づけなければ、本人にとっては『無い』のと一緒。


理想なのは、何かが起こる前から、その問題を自覚できること。


何も起こらずとも、自分でその問題を見つけ出すことができたら、
それってとても素晴らしい幸運です。


けれど多くの人にとって、潜在的な悪運の存在に気付き、
はっきりと自覚するためには、問題の発生が、


・引き金
・きっかけ
・起点


として必要となります。


倒れてみれば、嫌でも疲れに気づき、
自分の心と体と魂に休息が必要だと分かります。


クレームをつけられたら対応せざるを得ないし、
エラーが出ればシステムに原因を求めます。


そうすると。


そこでのトラブルは単純な凶というよりむしろ、
自分が抱える潜在的な問題を教えてくれる、
自然からのメッセージであると考えられます。


問題が起こって初めて気付けること

どちらかに偏りやすい陰陽バランスを整えるためには、
定期的な問題発生が必要になるのかもしれません。


それって単なる運だけの話ではなく、
むしろ現実的で実際的な受け止め方です。


天狗の鼻は時々折られた方が当人のためだし、
交通違反で捕まると、しばらくは大人しくしているし、
健康診断の結果は、悪い方が生活習慣の改善に繋がります。


上記を踏まえ。


今、起こっているトラブル。
今、抱えている悩み。
今、取り組まざるを得ない面倒。


それは本当に、不必要な凶ですか?


それがあるからこそ分かったことや、
それが起こってくれたおかげで動ける自分を、
見つけることはできませんか?


お気楽でいい加減な態度としてではなく、
より誠実に自分自身の成長の余地と向き合うための手段として、
陰陽のバランスを意識してみると、
今までとは違う景色が見えてくるはずです。


それでは☆