僕が鑑定の際に利用する、運の吉凶判断の基準やルールとしての知識は、
僕が生まれるよりはるか昔、何千年も前からあると言われる、東洋哲学ばかりです。


★陰陽学:この世のエネルギーを2つに分ける考え方
★五行思想:この世のエネルギーを5つに分ける考え方
★九気学:この世のエネルギーを9つに分ける考え方
★方位学:この世のエネルギーを範囲(角度)で捉える考え方
★家相学:住環境のエネルギーを土地や家屋の状態で捉える考え方


などなど。


どのロジックもその基本は、ずいぶん前から確立されていて、
その美しい理論体系に、僕のような若輩者など、つけいるスキはありません。


けれど。


その利用方法や応用のスタイルは、時代と共に刻々と変わります。


今と5年前・10年前では、それをどう活かすか、誰がどんな場面で利用するか、
過去には無い状況に対しどう適用していくかによって、
そのスタイルはまるで別物と言えるほど変わります。


根拠とする基準が同じでも、利用する背景や目的が違えば、
別の解釈や応用が生まれ、新しい情報に更新されます。


個人的に考えても…


僕がこの仕事を始めた頃、まだ僕という人間に対する周囲の認識は、
いわゆる普通の『占い師』でした。


それが今では少しずつ、
コンサルタントやカウンセラーとしての見方や、
専門知識を伝える先生的見方で、接して頂く機会が増えています。


僕自身が成していることは、基本的に変わっていないのに。
要は時代が変わったのでしょう。


これはとても重要なことだと感じます。


鑑定の基本的ロジックは、今後よほどのことがない限り、
大きく変わることはないでしょう。


けれど、時代は変わる。


文化や価値観や、流行や年齢、ビジネススタイルやライフスタイルは、
同じままでいることの方が難しい。


自然や人も少しずつ変化していく中で、
利用の仕方や応用の仕方を『流れ』に一切適応させず、


『時代遅れな感覚』


のままで考えたり動いたりしていると、
結果としてトラブルや誤解につながるはず。


もしかして、みんなが占いや占い師に対して持つ、
ネガティブな印象や感情の原因は、そんなところにあるのかもしれません。


『昔から、女は男の言うことを聞くものだと、決まっている』
『人とは必ず何らかの宗教に属さねばならない』
『部下が上司に逆らったら切腹』


とかいう価値観を持っている専門家には、あまり相談したくありません。


昔、それが常識だったことが、
どこかの国のどこかの時代に、確かにあったかもしれないけれど、
今は、今の国の、今の時代に合わせ、
最適化されたロジックで、今を判断すべきだからです。


過去を否定するのではなく、未来を先取るのでもなく、
今、それを必要とする人や状況に合わせて、
持っている知識をご紹介できたら素敵だな、
と僕は考え、そのように意識し毎日を過ごしています。


それが僕の目指す、また(有)西企画らしい、
運を扱うものとしての立ち居地です。


それでは☆