・弱り目に崇り目
・泣き面に蜂
・踏んだり蹴ったり
・二度あることは三度ある
・痛む上に塩を塗る


etc...


そんな『ことわざ』を耳にしたことはありますか?


悪いことが起こっている時に、
輪をかけるようにして、また悪いことが起こる、
という『悪い意味』で使われることが多いですね。


その逆の好ましいパターンもあります。


・渡りに船
・盆と正月が一緒に来る
・追い風が吹く(流れに乗る)
・トントン拍子で物事が進む
・鴨がネギを背負ってやってくる


などなど。


1つ良いことが起こったその後に、続けざま、
次の良いことが起こって、ラッキーが連鎖する状態。


運のモテキ、という感じでしょうか。


でもそれって、理屈で考えると、ちょっとおかしいような気がして。


陰陽学を根拠にするならば、基本的に、
この世界は表と裏の2つで構成されているのだから、
運勢には吉と凶のみがあるとされます。


だとするならば。


吉凶の確率は常に2分の1(50%×50%)のはず。


つまり、吉の後にはおおむね凶が、凶の後にはおおむね吉が、
交互に訪れてバランス良く配置されても良いのに。。。


みなさんご存知の通り、もちろん、そんなことはありえません。


吉は、何度でも続く可能性があるし、
凶は、何度でも続く恐れがあります。


それはなぜか?


僕なりに色々考え調べ学び、たどり着いた現時点での結論の1つが、



『運には流れがあるから』


です。


僕達の人生とは、一瞬ごとに偶発する、
単発の出来事の連続で成立しているのではありません。


季節に春夏秋冬があって、
春の前には冬が、春の後には夏が続き、
その間には『季節の変わり目』があって、
一連の流れの中で進んでいくのと同じ。


一見、偶然起こったように見える出来事も、
実は一続きの繋がりの中に含まれ、
当然の如くたどり着いて然るべき必然の結果。


(これを偶然の必然と呼びます)


良い流れに乗った人は、その後も、
『良い運』が『とんとん拍子』で繋がります。


悪い流れに乗った人は、その後も、
『悪い運』が『泣きっ面に蜂』で襲ってきます。


運を良くしようと思ったならば、
もしくは、本当に運が良くなりたいと願うならば、
僕たちは運の『流れ』を意識し、良い流れを捉え、悪い流れを避けながら、
仕事や生活、交際をする必要があります。


では、『流れ』を作り出す原因とは何なのか?


何が良い流れを作り、どうすると悪い流れが生まれるのか?


運の流れに最も大きな影響を及ぼすとされる、
僕達の身近な言動とは、『時期』です。


・いつ引越しましたか?
・いつ結婚しましたか?
・いつ転職しましたか?
・いつ入学しましたか?
・いつ購入しましたか?


その、はじめの一歩を踏み出すタイミングが、
僕達の見えない運の流れ方向性を決め、
吉となるか、凶となるかを分けると考えられます。


今、やろうとしていることが、
自分にとって大切であればあるほど、


『いつ、やるか?』


のタイミングは、慎重・着実に見計らって吉。


今回の話の要点をまとめると…


★運には流れがある
★吉の流れに乗ると吉が続く
★凶の流れに乗ると凶が続く
★吉も凶も一連の流れの中で起こる事象
★流れの吉凶は『時期』で定まる


となります。


僕がしばしば、このブログ・講座において、
前置きや説明なしに使う、


『運の流れ』
『偶然の必然』



というキーワードに対し、


『ん?』


と思っていた方も多いとは思いますが、説明すると、上記の通り。


今後も、この『流れ』を意識しながら、
毎日のライフスタイルやビジネススタイルにおいて、
気休めや不思議モードとしてではなく、
現実的に運を取り入れていく方法を、
あの手この手でご紹介して行きたいと思います。


それでは☆