満23歳・32歳・41歳・59歳・68歳、
77歳・86歳・95歳・104歳の誕生日を迎える人達。


『今年は本厄年かあ』


なんて会話を一通り交わし終えている頃合いではないでしょうか?


また、テレビ&ラジオのCMで厄除けをリコメンドされ、


『厄除けしないとヤバい?』


と、テンション下げた方も少なくないのでは?


いずれも、正しい理解ができているかどうか心配なので、
もう少しこのエントリ−にお付き合いください。


無条件で凶なんて運勢はない

このブログにおいて、


『厄年だからと言って過剰な心配は不必要!』


とご紹介したのが、


★厄年の人達へ


というエントリーでした。


本厄年の人は無条件で全員運が悪くなるし、
前厄も後厄も、何をやっても上手く行かない、
なんて乱暴な話、あるわけがないので、一切真に受けないで吉。


ただし。


何の心配も要らないから、自由に何でもありで!


と言うわけでもないので、もう少し以下へと読み進めてください。


本厄年に避けるべきこと

世間一般で本厄年と呼ばれる1年間は、
当人の運が悪くなるからというわけではなくて、


『人生の決断には不向きな時期だから』


という理由で、以下のようなことは避けられると安心です。

★本厄年に避けるべき決断と実行

・結婚や離婚
・転職や辞職
・建築や転居



上記を始めとする、環境の大きな変化を伴うような、
日常的ではない行動は、翌年以降に持ち越して吉。


どれもやりたくなっちゃうのは、運勢として仕方ないのだけれど、
自分で自分を抑え、計画を軌道修正した方が、
運の流れを整えやすいです。


という話をすると。


『なにじゃあ、本厄年は何にもしちゃいけないの?』
『あれもだめ、これもだめじゃあ、家からも出られないじゃん!』
『吉方位旅行もダメ?習い事もしちゃダメ?全部ダメ?』


というご質問を、毎回一定数いただきます。


上記のご提案を見て、


『何もできないって、そりゃないよ!』


と感じる方は、ちょっと過剰反応し過ぎです。


誤解だから一度落ち着き、もう少しだけ読み進めてください。


当たり前のことは当たり前にできる本厄年

本厄年に避けるべきこととは、


『環境の大きな変化を伴うような、日常的ではない行動』


と明確に定義しています。


これは逆に言うと、


1.環境の変化を伴わないような小さな微調整
2.日常的に行う当たり前の営み
3.いつもやっている継続的習慣


などは全く問題なしです。


一方。


・結婚や離婚
・転職や辞職
・建築や転居


これらを日常的に当たり前に繰り返している方は非常に少ないはず。


『私にとって転職や転居は日常茶飯事』


という方が仮にいたとして、それは例外。


つまり、ほとんどの方にとって、よほどのことがない限り、
これまで通りに過ごせるのが本厄年です。


では、具体的に、本厄年の制限事項を踏まえて、
本厄年でも当たり前にできることとは何なのか?


どこまでならアリで、どこからはナシなのか、
その線引きとなる目安を以下にご紹介します。


本厄年に結婚や離婚をしたい場合

運の世界における結婚と離婚の定義は、


『同居と別居』


です。


籍を入れたり抜いたりするのは時期の吉凶に妥協の余地あり。


一緒に住んだり離れたりするのを別のタイミングにずらせれば、
周囲への根回しや行政手続きなどを進めるのは問題なし。


本厄年に転職や辞職をしたい場合

本厄年のタイミングで仕事を変えてしまうと、
次の仕事も今回と同じような理由で、
また変わる恐れがあります。


だからもう少し今の仕事を続けて、来年度以降に職場を変えて吉。


というと、まるで、


『仕事を変えちゃだめ』


と、否定されたような気分になる方もいるでしょう。


けれど、転職はする方向でキャリアプランを練って問題なし。


転職はしましょう。


けれど、今年ではなく、来年以降に実行しましょう。


本厄年に建築や転居をしたい場合

住む場所を作ったり変えたりするのは、
人生における決断の中でも特に重要。


運気に最も大きく強く影響するものと考えられます。


そういう人生の大きな決断は、


・今日やるか?それとも明日やるか?
・今月やるか?それとも来月やるか?
・今年やるか?それとも来年やるか?


なんて風に短期で考え結論を出すべきものではありません。


現実的にやむを得ない理由があるならば話は別ですが、
そうでないならば、もっと先の将来も見据え、
向こう10年間の長期計画で丁寧に決断した方が良いです。


つまり、本厄年を目前に控えたところから急に慌てて、


『アリ?ナシ?』


とかバタバタしている時点で、運の流れを逃しています。


その乱れた流れを整えるためにも、ここで地に足を付け、
今を避けた行動計画へと軌道修正できると、
未来はかなり楽になるはずです。


やむを得ない事情は偶然の必然

このリアルライフは、自分だけの都合で回っているわけではなく、
政治経済や会社の都合や家族の問題など、
自分ではどうしようもない現実によって動かされてしまうことも多々あって。


・結婚(離婚)をせざるを得ない
・転職(辞職)しなくてはいけない
・建築(転居)するしか道がない


という強制的な状況に置かれてしまうこともあるでしょう。


そういう場合は、将来的に対処をすることを前提に、
まず絶対的な現実の流れを優先して吉。


やむを得ない確かな必要性と必然性が存在しているにも関わらず、
いつまでも暦を眺め吉が凶がとウダウダ言っている時間は不毛です。


だったら、せざるを得ないことを先ず終わらせて、
将来の挽回のチャンスへと少しでも早く向かった方が、
遥かに運は良いです。


それもまた、偶然の必然。


必要だから起こる出来事に逆らわないで吉。


厄年を言い訳にしない生き方

本厄年に結果を残すスポーツの選手はいっぱいいます。
本厄年に実績をあげる経営者もいるし、
本厄年に結ばれる縁や、厄年に認められる行いというのもあります。


それは世に本厄年と呼ばれる年の本来の運勢が、


『それまでの水面下での積み重ねがまとまり可視化される1年』


だからです。


もしも本厄年に嫌な出来事が起こったら、
本厄年であることだけが原因ではありません。


何でも厄年と結びつけていたら、
本当に受け取るべき自然のメッセージを見誤ります。


厄年を理由にネガティブに生きるのは自由ですが、
理論的には筋の通らぬ誤った解釈なので、
少なくとも西企画においてはお勧めできません。


まとめの年の過ごし方

本厄年とは、自己を確立し、人生を統一する、まとめの時期です。


散らばった個性のパズルをかき集め、


『自分が自分であることの理由』


を手に入れるための1年間です。


その時に、これまでにはない新しいものに手を出してしまうと、
もしくは大きく環境を変えてしまうと、
まとまるものもまとまらなくなります。


みんなが厄年と呼んで忌み嫌ってきた1年というのは、実際には、


★自分自身を見つめ直し、自分が何ものであるかを見定める。
★エネルギーを分散させず、自分らしさへ集中する。
★自分ならではの個性を確立する。


そのために最適な年というわけです。


それは本厄年だからこそできること。
他の年にはない特別な運勢。


そういう貴重な運勢のことを『厄年』と呼ぶのは、
名付けとして看板に偽りがあり、本来間違っているのですが、
呼び名とはマジョリティーが定めるものなので、
この際、そんなことはどうでも良いです。


要は、厄年と呼ばれる年には、世間的な認識と異なる、
大切な意味と存在価値があります。


今後10年間の新しい流れを生み出す、
信念や信頼や芯を深め固めるのに最高のチャンス。
自分で自分の人生をまとめて吉。


それでは☆


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《西企画の日常:猫の避難に》

先日、新春イベントのためのMTGで、
特命機動株式会社を訪問した際、
玄関にてこんなお迎えがあり。

まるみ氏

このキャリーバーッグ、いい!

見た目もキュートですが、災害時の避難で活躍しそう。

プラスチックのキャリーケースは持っているものの、
丈夫な反面、若干重くて、かつ手提げタイプ。

このキャリーバッグならば収納も楽だし、
何より両手が空くから自分の機動力も確保可能。

可愛く顔を出し一緒にお出かけ、というわけにはいかないでしょうが、
火事や地震により避難が必要なときならば、
少々強引にでも押し込んで、抱えて逃げれば良いでしょう。

思わぬ良いアイデアをいただきました。